仮想通貨 Aventus:ICO
9月6日にAventusのICOがスタートします。チケットの転売等を防ぐブロックチェーンですね。
基本情報
プロジェクト名 :Aventus
通貨 :AventCoin(AVT)
カテゴリー :【イベント】【チケット】
総発行数 :10,000,000 AVT
発行単価 :約0.0108ETH (92AVT/ETH)
運営会社 :Aventus System Limited
国籍 :英国
ICO期間 :2017年9月6日 21:00 - 2017年9月11日 21:00 *日本時間
プラットフォーム:Ethereum
ホワイトペーパー:https://aventus.io/doc/whitepaper.pdf
Aventusとは
イベントにおける主催者と参加者を直接つなぐことによってイベントチケットの転売を防ぐことができる、ブロックチェーンシステムです。
Aventusの特徴
転売の防止
専用アプリによる身元確認を行えるため、転売行為ができなくなる。ダフ屋と呼ばれる再販/転売業者の法外な手数料をなくすことができるので、参加者もまた適正な価格での購入が可能である。
チケットの価格設定
Aventusではチケットの販売価格と再販価格をイベント主催者が決定することが可能です。つまり、自らのイベントの販売価格と再販業者に自らの収益の全てを管理することができます。B2B2C(Bussiness to Bussiness to Consumer)の管理ができる。
プロモーションにコスト削減
ブロックチェーン上での設定が可能なため、再販のプロモーションを誰もが簡単に行え、紹介報酬(仲介報酬)を得ることができる。これによって、イベント主催者はチケット販売にかかるプロモーション費用が削減される。
Aventusの3つのレイヤー
1. プロトコルレイヤー
・イベントの作成
・チケットの発券
・収入の分配
2. サービスレイヤー
・ETHアカウントの管理
・法定通貨からAVTへの両替
・チケット+身元確認ツール
・シンプルにインテグレーションできるツール
3. アプリケーションレイヤー
・発見インターフェース、他のレイヤーを活用
・プロモーションとマーケティングのためのツール
・英国・米国で音楽+スポーツ業界に取り込む
AventCoin(AVT)
トークンの利用方法
・Aventusの運営コスト
・プロモーションに対する報酬の支払い
トークンの発行内訳
60.0% :トークンセールス
19.5%:広告宣伝費(約3-5年分の広告報酬およびAventus自体の広告費用や協賛報酬)
18.0%:Aventus関係者
2.5% :バウンティー(バグ発見に対する報酬)
バウンティー
バグを発見することに対しての報酬ですね。重要度に応じてですが、最大40,000USDまでの報酬が用意されているようです。
#Aventus have upped its bug bounty by a factor of 2. More details here: https://t.co/624hizjTgK . Welcome to all bug chasers
— Aventus (@AventusSystems) 2017年8月30日
ロードマップ
2016年
・コンセプト
2017年4月
・人材雇用
2017年5月
・ホワイトペーパー公開
2017年7月
・α版を公開
2017年9月
2017年Q4
・β版を公開
・初めての試験導入(JoyRecords)
2018年Q2
・本格始動
協賛企業、組織
既に参加を決めているイベント会社があります。JoyRecordsは今年のハロウィーンイベントを開催することが決まっています。
Blue Horizon Entertaiment
Joy Records
将来性
イベントチケット業界は現状、転売等で実際に困っている業界です。この問題については深刻な問題と感じているのであれば動きは早いかと思われます。またアーティストの行動というのは利益よりも"正しいこと"に重きを置く人が多くいます。そのため、ファンを大切にするアーティスト主導で比較的展開が速いのではないかと予想しています。
英国では音楽活動、スポーツどちらも大きな産業ですので期待です。対抗馬として今年ICOを終えたばかりのBlockTixよりも内容がしっかりしている気がしています、Twitterのフォロワー数なんかでもAventusの方が3倍ほど多いですね。
普及の前提条件として、身元確認等の実装が必要ですね。
ひとまず9月のICO案件の有力候補です。
関連リンク
Aventus Token Sale - Fair Secure & Transparent Blockchain Ticketing