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仮想通貨 ブロックチェーンと暗号通貨

今日は仮想通貨について、簡単に整理していきたいと思います。

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https://www.newswire.com/news/israeli-startup-synereo-announces-rchain-a-blockchain-based-technology-14514675

ブロックチェーンとは?

ひとことでブロックチェーンとはというと、分散型ネットワークを利用した改竄が非常に困難なデータベースである。

 

分散型ネットワーク

従来の集中型ネットワークであれば中央サーバー等で集中的に管理している。この場合は中央サーバーのデータが正しいとされ、各端末が中央サーバーにアクセスし同期すると中央サーバーにすべてが合わせられる。対して、分散型ネットワークでは各端末がデータを保有しており、一定時間ごとにブロックと呼ばれる暗号化されたデータが生成される。このブロックは生成され続け連続性を持っており、暗号化はひとつ前のブロックを基に生成されている。。各端末で生成されたブロックはその他で生成されたブロックと比較し"多数決"によって正しいかどうかが判断される。

wikipedia引用

ブロックチェーンとは、分散型台帳技術、または、分散型ネットワークである。ビットコインの中核技術(Satoshi Nakamotoが開発)を原型とするデータベースである。ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ。各ブロックには、タイムスタンプと前のブロックへのリンクが含まれている。理論上、一度記録すると、ブロック内のデータを遡及的に変更することはできない。ブロックチェーンデータベースは、Peer to Peerネットワークと分散型タイムスタンプサーバーの使用により、自律的に管理される。フィンテックに応用されるケースでは独占資金洗浄の危険が指摘されることもある。

 

改竄されにくい理由

データの改竄(書き換え)を行うためには3つのハードルがある。

 

1. 分散型ネットワークに存在する端末の51%以上を同時に書き換える必要がある。

2. 改竄したいデータ以降のデータ全てを書き換える必要がある。

3. 1.2を次のブロックが生成されるまでの時間で行わなければならない

 

これらの3点から成熟したブロックチェーンでの改竄は非常に困難である。

 

②暗号通貨とは?

ここで、では仮想通貨投資をしている人間としては仮想通貨って何故必要なのか?となるわけですね。ちなみに、暗号通貨と仮想通貨は微妙に意味合いが違いますので、投資の話をしているときは仮想通貨、概念や技術的な話をしている際には暗号通貨と使い分けさせていただきます。

 

暗号通貨は何故必要なのか?

分散型ネットワークを運営する上で発生するコストがあります。それは各端末が暗号化(ハッシュ化)という計算作業をするわけですが、各端末は膨大な計算をただ無償で依頼されてもメリットがありません。そこで計算をした分だけ(ブロックチェーンによって異なる)報酬を渡す必要があります。それが暗号通貨です。この暗号通貨はブロックチェーンのシステム自体が生成する場合や別で発行者がいる場合があります。システム自体が生成する場合をマイニング(採掘)と呼びます。

 

この報酬をたとえばFiat(法定通貨)で支払おうとした場合に下記の例のような問題が発生します。

1. Fiatの決定

 日本円で報酬を受け取るシステムの場合、日本円が使えない国の人間はひと手間かかってしまうために、ネットワークの規模が小さいくなり利用者が少なくなる。システムとしてうまく機能しなくなる。

 

2. 報酬の変動

 マイニングを行わない場合には基本的にブロックチェーンの利用者が手数料として報酬を払うことになります。ここで為替の変動等で報酬(手数料)が高すぎる場合は利用者が減り、あるいは安すぎる場合には計算をする人間がいなくなり、システムが機能しなくなる。

 

このためブロックチェーンの独立採算性を考えると"独自の暗号通貨を発行する"ということが運営コストの負担のリスクが小さいといえるでしょう。